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これからの社会を生き抜く力を身に付けよう!

VUCAな時代を生き抜く力

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 本ブログ「アブ・イサムのブログ」では、これからの時代「VUCAな時代」を生き抜く力を身に付けるためには、どのような教育、または学習が必要なのかを様々な視点から探っていきたいと思います。

 そこで、今回は、VUCAという言葉に着目してみます。

目次

VUCA(ブーカ)って何の略?

 VUCA(ブーカ)は、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の4つの単語の頭文字を取った言葉で、VUCAな時代とは、将来を予測するのが困難な状態が続く時代ということです。

Volatility(変動性)

 例えば、終身雇用制の崩壊などで、新卒で入社した職場で定年まで働く…といった生き方は、この先ほぼありえなくなってきます。転職を繰り返して、キャリアアップを図り、収入もアップしなければなりません。つまり、変わらなきゃ!ってことで、それまでと変わらない環境や条件で働くことが危ういということですね。

Uncertainly(不確実性)

 新型コロナウイルスの感染拡大や大きな地震、自然災害など未曾有の事態が最近多発しています。これまで誰も経験してこなかった極めて稀な出来事が、これからも起きるのかもしれません。不確実性を増していますね。

Complexity(複雑性)

 グローバル化によって社会情勢がますます複雑になっています。特に経済活動を中心としたグローバル化は、それぞれの国の法律や文化の違いで、通用したりしなかったりと地球規模で起こる課題が顕在化・複雑化しています。また、紛争などの世界的な問題に対処するためには、国家間の連携も必要ですが、様々な事情が複雑に絡み合い、困難を極めています。

Ambiguity(曖昧性)

 これまで紙媒体や印鑑を必要としていた商取引の世界でもデジタル化、オンライン化が進み、IT化、DXも進み、時間効率や作業効率を格段に上がっています。今までの常識が覆され、多様性も尊重される中、「最適解」を見つけるのが困難な状態が通常となっています。

VUCA時代に必要なこと

 ひと昔前の日本では、特に学校などの教育機関では、決められたことをきちんとこなすことができることが正解で、学校では、先生の言うことをよく聞き、言う通りできる子どもが優秀とされていました。
 ものづくりの企業・会社であれば、「この製品を〇〇のように作りましょう」という工程、マニュアルが用意され、忠実に作業することが合理的で効率的と評価されたのです。
 しかし、言われたことだけやって、結果を出す時代は、終わりました。VUCAな時代は、これまでとは真逆の発想が必要です。

では、具体的にどのような発想、またはスキルが必要なのでしょうか?

デジタルを使いこなす力

 例えばSNSなどのツールなどITを活用しながら様々な人々とつながり、協働して課題に向き合い、解決することができるスキルが必要です。協働で課題解決を図るためには、コミュニケーション能力、トライ&エラーを繰り返す持久力も必要で、デジタルを使いこなす上で必要な知識、デジタルリテラシーは必須です。

イノベーションを起こす力・他者を受け入れる力

 固定化された組織や過去の考え方に固執する人がいる中では、変革をもたらす新たな発想などは、生まれません。組織の枠組みやルールを疑い、壊してみることで新たな価値を生み出すことができるのです。
 最近は、人事交流を行うなどして、組織外の人と繋がり合うことでイノベーションを起こす「越境学習」という取組が注目されています。
 越境学習をするためには、異なる特性、考え方やスキルを持つ人たちを受け入れ、その人たちの成功パターンを学び取れるかが鍵となります。状況に合わせて、他者を理解、尊重する力も必要になります。

探究する力・自己を理解(肯定)する力

 VUCAな時代は、自ら問いを立て、議論や対話を通じて自分なりの最適解を模索する力、所謂、探究する力が必要です。最適解に近づくために議論や対話の仕方が重要で、ファシリテーション能力も必要となります。
 身近にあることを自分事として捉え、課題を明確にし、共有することから議論へとつながります。
 また、新たな価値を創造するために、他者の考えを尊重することと併せて、自己(自社)の強みや特性を理解する必要があります。イノベーションやコラボレーションは、自と他とのかけ算によって導き出されるものです。

VUCAな時代を生きる子どもたちへ

 これからますますVUCAな状態が顕在化されていく中で我が子はもちろん、子どもたちには、生き抜くために必要なスキルを身に付けさせなければなりません。
 子どもたちは、そのようなスキルを身に付けるために学校へ行き、先生方も一生懸命教育してくれています。
 では、我々大人には、何ができるでしょうか?

 まずは、この「VUCAな時代」をしっかりと受け入れなければならないと思います。そして、我々大人、親が変わっていかなければならないと…「変わる」「変える」は、とても難しいことです。とてもエネルギーが必要です。
 私と同じような課題を持っている方、是非、つながってください。一緒に子どもの未来保障に取り組みましょう。

Abu Isam Blog

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